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花母#281琢磨と典子


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琢磨は付き合っている彼女と自分の母親を
女として比較して考えてみることが
多くなった。
なぜそうなるのかはわからない。
彼女の魅力を発見しようとするのか、
女性に気持ちが向くようになって母に
なぜ“女”を求めたのか不明だが
比較してしまう。
典子は息子から、女心や女の体の仕組み等を
よく聞かれるようになり、
そんな質問を受けながら息子は自分を、
好きな彼女と比較しているらしいことに気づいた。
息子から女として見られていると意識すると
奇妙な意識が典子の中に生まれた。
そんな息子とのことで、ちょっとした過ちを犯した。
「夫に読んでほしい夫婦の本」
を、参考のためにと息子に見せた。
夫婦なのに愛せない、愛されないヒント集的な
その本を読んだ
琢磨は、それで一気に実母に気持ちが傾いてしまった。
好きな彼女のことなど、どうでもよくなる。
母を父親から奪いたくなった。
主婦の典子が、意識して女らしく振舞うと
夫は迷惑そうな顔付きで
機嫌を悪くするが、息子の琢磨は眼を輝かせ
嬉しがった。
次第に、典子の心から夫の影は薄れていき
琢磨の男としての成長が、母の心を占めるように
なった。

春爛漫になるころ。
琢磨は母に、
「お母さんの方がよっぽど好きだ!」
と、真剣に胸のうちを告白した。
突き上がる想いに嘘はない。
が、それと一緒に沸き出してくる情欲の対象として
彼女よりもずっと、母親の方が身近だった。
典子は息子の純粋さと若い突進力に、
貞操観念を消されてしまった。
息子に身体に乗ってこられ胸をあからさまにされると、
なにも抵抗できなくなった。
デリケートで壊れ安い息子を気遣う気持ちもあり、
ジッとなって、息子の自由に身体を開いて与えた。

恍惚となるほど気持ちいい。
母親の膣奥での射精回数が増えると意外なことに気付いた。
抱き合えば抱き合うほど、母から実母としての様子が
薄れ、威圧感が消え初々しくなる。
乱暴に扱うとすぐに壊れそうになり、
時としてはヒステリックな面もみせはじめる。
こうして、ずっと前に典子に薦められた
「夫に読んでほしい夫婦の本」
を再読する気になった。
一寸した気遣いでもっと母を歓ばせ、
肉体的にも典子の潤いを増すことができる。
と思った。
琢磨が母に気配りをして誘うようになると、
二人の世界は、みるみる濃密さを増していった。
母体の下半身の具合が好くなるとそれに比例して
典子は彼に隷従してきた。
琢磨が求めることはどんなことでも従うようになり
羞恥心が快楽の度合いに正比例してくる。
母親は、恥ずかしい箇所、恥ずかしい姿態を自ら
曝け出すようになり、興奮が加速する様相を
息子の前で抑制しなくなった。

夫が、妻の浮気を疑い出した時期と、
琢磨が自分だけの完璧な一人の女に変えた時期が
重なった。
典子が自らも望んで、実の子の子供を宿したことも
原因だったが、これほど深刻な問題でさえ
どうでもいいようなレベルまで、この家庭は
崩壊していた。
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