平七とたけ・脇本陣に残された夜話
昔々。
伊豆の国は中郷に、平七という若者が住んでいました。
ある日平七が三島宿の親方宅で行われる祝言に招かれ、
大変馳走になり遅くなりま親方には
「泊まってゆけ」
と勧められた平七ではありました。
が、月の明るい夜でしたので断り、
深更になってはおりましたが、土産を片手に
月明かりの中を家路につきました。
祝言での振る舞い酒にいささか酔いがまわりまして
、 足取りは危なげでしたが夜風が酔いに心地よくv ふらふら田んぼ道を歩いておりました。
突然前の方で女の甲高い声がしました。
「助けて!」
見ると女が野良犬に追われこちらに馳けて来るでは
ありませんか。
このあたりでは見かけない美しい女の人でした。
血相を変えた女の人は、平七を見ると
「お兄さん、どうぞお助けくださいまし。」
と哀願しました。
野良犬を追い払ってやると、その女は
、 「まだ怖うございます。後生だから家まで。」
と申します。
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