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百蛇巾着

第六天
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息子が寝起きしている、物置の二階へ行くには
中庭の土蔵横を抜けお稲荷さんの裏から
番所を通って行かねばならない。
今夜こそ、息子の元へ行かねば。
我慢できなくなった息子は必ず母屋へと忍んで来る。
そうすると襖一枚隔てだだけの隣に夫と姑が寝ているから
きっと気づかれてしまう。
意を決し、きよは、こっそりと部屋を出る。
小雨降る木陰を伝って、
そこだけぼんやりと燈る番所の中を覗き込んだ。
雇い老人は酒瓶を枕に高鼾で寝込んでいる。
そっと足音を忍ばせ、ようやく息子の部屋へ辿り着いた
時には、
誰かに見られるのではないかという不安で、
胸がどきどきしていた。

部屋に入ると息子はむしゃぶりついてきた。
そして夢中になって母の口中を舐め回す。
甘く濡れたきよの小さな舌を、執拗に探り子供を産んだにしては
張りのある乳房に手のひらを這わせる。

母のきよは
”ぴくっ”
と反応して呻き、反射的に息子の舌に吸い付く。

きよの唾液は生温かくとろりとほんのり甘くて、
息子は口吸いをしながら
このまま飲み干してしまいたい衝動に駆られる。
乳首は指で探っているうちにこりこりっと堅くなり、
やがて唇を離して滑らかなきよの首筋を舐め下がり、乳首に移動していった。
乳首は初々しい桜色、乳輪も微妙な淡い色合い。
周囲の肌に溶け込んでいる。
膨らんできたきよの乳首を舌で転がすと、
小さく声を洩らし、身体をくねくねと身悶えさせる。
身体の隅々を手でまさぐるたびに、胸元や腋の下からは
麝香にも勝るともおとらない
甘ったるく芳しい匂いが揺らめきあがってくる。
息子は左右の乳首を含み味わってから、さらに腋の下に顔を埋め込んで
芳香を残らず吸収しようとしている。
「あっ、だめ」
母親のきよが声を震わせ、羞恥に身をよじる。

3、悲母観音
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既に息子の万羅は、天を突いて嘶いていた。
太い肉竿に指を添え、その先端を自分の濡れた
割れ目に恐る恐る宛がい
ぬめりをまつわり付かせるように、ぬるぬると
擦っている。
「は、はやく」と、
息子に焦らされているのか?
母親は、喘ぎながら口走り
息子の挿入をせがむ。
息子も、もう待ち切れずにいたのだが、
その瞬間の高まりを、もっと高めようと
きよの発情具合を見極めているふうだった。
いきなり
すぼっ!
と、貫ぬかれた
きよの歓喜の悲鳴。
息子の亀頭がぬるっと滑り込む。
きよは喘いで、下からしがみついてくる。
ぬる、ぬるぬると一気に根元まで挿入すると、
さらにきよは口走り、下からぐいぐいと突き上げるように腰を押し付けてくる。
普段の清楚な装いは、もうどこにもなく、あられもなく身悶える。
息子は、完全に股間を密着させ、きよの柔肌に身を重ねた。
きよの内部は熱く燃え、入り口周辺は巾着が強く絞まるような具合に
万羅を締めこんで中の柔肉は悩ましく蠢き
動かなくても万羅を奥へ奥へと、吸い込むような収縮を
繰り返した。
まるで歯の無い口に含まれて、舌鼓でも打たれているような
快感に、息子の全身はねっとりと汗ばんでいる。

4、悲母蜜壺
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『すごいよ!』
(はあ!はあ!)
喘いで額に八の字をつくり、必死に下半身に力を込める母に
声をかける息子。
いままで感じたことがないほど、母親の膣口が絞まる。
いや、絞まるというよりも、細い筋肉がその部分だけ、
痙攣しはじめたようだ。
『蕩けるようだ! いまみたいにもっと締めよ!』
膨らんで硬くなった乳首を摘んだり、一番敏感な
母親の皮膚の薄い、脇腹を手で愛撫してやる。
その反応はすぐに肉筒に伝わり、
さらに膣口の痙攣が激しくなってくる。
細い根元に受ける活約筋の疼きの高まりにつづき、
今度は、はっきりとした膣壁の蠢動が、
息子の肉棒の中段を刺激してくる。
『すごい最高だ!こんなの始めてだ。』
ますます膨らむ亀頭部分で、微かに感じていた
母の子宮頸部が、引くように後退すると
甘美なその感触を追いかけようと、
息子は挿入角度を変えた。

『だめ!痛い!』

母親の悲鳴と同時に、叉どっと淫液が沸き出し、
さらに女芯からの芳香が強まる。
『自分で判る?中が蠢くのが。』
きよの耳に口を寄せて言いながら、
手に余るほど豊満な乳房を鷲握かみ、爪を立てる。
『ひぃ』
母の悲鳴と同じゅうして内部が絞まり、
のけ反るきよの肢体のすばらしさに感動する息子。
今、ちょっとでも動くと射精が起こる。
息子はそれに額に汗して耐える。
ふぐりの芯に鋭い疝痛が走る。
真上を向き口を痴呆みたいに開け、快感に耐える。
それほど母親の下半身の反応は強烈だった。
自律した交感神経が一旦覚えた膣輪筋の反応は、
いっこうに弱まらない。
母きよの意識にまったく関係なく締め付けてくる。
性器密着部分を凝視すると、母きよの内腿の皮膚が震えている。
『かあさん、いいよ! こんなすごいのはじめてだよ!』
きよの表情は苦悩を通り越し息さえしてない様子だ。
快感の抑制と亢進に、怯えきってるように見える。
きよの上半身が弛緩するのに比例して、母の腰回りは熱く、
内部の反応が一層激しくなってくる!!!
身体を思いっきり折り曲げ、息子が肉棒を
垂直に打下ろしている。
行き場がなくなった母の両足が宙に漂い、
快感で母の足指にこむら返りが起きている。
息子は腰の動きを止め、深く貫いたまま、
きよの膣口の絞まり具合を堪能し尽くしている。
人気のない離れの間で、昼間から母親の体を求めた息子。
何時店の者に気付かれるかという、母親の不安が大きい分だけ、
息子の太い肉棒を根元から食いちぎらんばかりに締めこんでくる。
『もっと締めて』
『母さん、もっと締めて』

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