蛍-Hotaru~夢目蓮2
少し遅い夕食後。
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「ホタル祭りへ行こう。」
と誘われ、私は慌てて浴衣に着替えました。
数ヶ月前。
主人は病状が悪化してついに帰らぬ人となりました。
酒屋を継ぐため、大学を中退して戻ってきた息子は、
地元の祭りの様子を見ておきたいと思ったようでした。
境内に入ると、祭りのざわめきはすでに過ぎた後で、
ちらほら若いカップルが
そぞろ歩きしているだけでした。
少ない夜店もほとんどが店仕舞してました。
「ホタルはどこ?」
「あっちの伝馬川じゃない?」
「ほんとにいるの?」
「どうかしらね。」
「ねえ、腕を組んでもいい?」
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私と腕を組んだ息子と、境内の横を流れる
川べりに向かいました。
小さい川辺に添った遊歩道をしばらく歩くと、
夜目にも鮮やかにカランが群生していました。
大きな花弁から細く伸びた黄色の花芯は、
まるでホタルが乱舞しているように
見えました。
遊歩道の終点まで来ると辺りは真暗ですが、
肝心の螢はまだ現れません。
蛙の鳴き声だけで静寂としたベンチに腰掛けると、
すぐに肩を引き寄せられました。
まるで秘めた逢瀬に身を震わせる乙女のような気持ちで、
息子の胸の中で目を閉じます
「なんかロマンチックだね。浴衣のせいだよ。」
「一人で着るの大変だったわよ。」
「ねえ、触ってよ。」
言うがはやく、息子はズボンの前を開けていました。
(もし誰かに見られたら…)そんな不安が脳裏をよぎりますが
私は息子のものに顔を伏せました。
半分程口の中へ含むと一層大きくなっていきます。
いったん口から出すと、
「こら、ダメよ。こんなになって」
そうおどけます。
「もう仕舞えないよ。こんなのじゃ」
主人が亡くなって半年も経たないうちに、
毎夜の激しい息子の情欲に翻弄され
私に罪の意識が芽生える暇も与えられず、
“女”として生まれ変わったようでした。
母ではなく、一人の女性として息子に見られて
まるで夫婦のような生活が苦痛では
なくなってしまいました。
私は、根元を握ってから、唇、口、喉、全てを使い
ゆったりとカレの肉樹を
味わいました。
息子の先端からとろとろと甘い粘液が洩れてきます。
私の手に余るほど太く大きくなった硬い肉樹は、
その半分まで含むと
もう私の喉奥を塞ぐほど長大になっていました。
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まだ蛍は一匹も舞っていません。
彼等は、月が隠れるのをじっと待っているのでしょうか。
続く~息子のアパート-夢目連3
夢目連1
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「ホタル祭りへ行こう。」
と誘われ、私は慌てて浴衣に着替えました。
数ヶ月前。
主人は病状が悪化してついに帰らぬ人となりました。
酒屋を継ぐため、大学を中退して戻ってきた息子は、
地元の祭りの様子を見ておきたいと思ったようでした。
境内に入ると、祭りのざわめきはすでに過ぎた後で、
ちらほら若いカップルが
そぞろ歩きしているだけでした。
少ない夜店もほとんどが店仕舞してました。
「ホタルはどこ?」
「あっちの伝馬川じゃない?」
「ほんとにいるの?」
「どうかしらね。」
「ねえ、腕を組んでもいい?」

私と腕を組んだ息子と、境内の横を流れる
川べりに向かいました。
小さい川辺に添った遊歩道をしばらく歩くと、
夜目にも鮮やかにカランが群生していました。
大きな花弁から細く伸びた黄色の花芯は、
まるでホタルが乱舞しているように
見えました。
遊歩道の終点まで来ると辺りは真暗ですが、
肝心の螢はまだ現れません。
蛙の鳴き声だけで静寂としたベンチに腰掛けると、
すぐに肩を引き寄せられました。
まるで秘めた逢瀬に身を震わせる乙女のような気持ちで、
息子の胸の中で目を閉じます
「なんかロマンチックだね。浴衣のせいだよ。」
「一人で着るの大変だったわよ。」
「ねえ、触ってよ。」
言うがはやく、息子はズボンの前を開けていました。
(もし誰かに見られたら…)そんな不安が脳裏をよぎりますが
私は息子のものに顔を伏せました。
半分程口の中へ含むと一層大きくなっていきます。
いったん口から出すと、
「こら、ダメよ。こんなになって」
そうおどけます。
「もう仕舞えないよ。こんなのじゃ」
主人が亡くなって半年も経たないうちに、
毎夜の激しい息子の情欲に翻弄され
私に罪の意識が芽生える暇も与えられず、
“女”として生まれ変わったようでした。
母ではなく、一人の女性として息子に見られて
まるで夫婦のような生活が苦痛では
なくなってしまいました。
私は、根元を握ってから、唇、口、喉、全てを使い
ゆったりとカレの肉樹を
味わいました。
息子の先端からとろとろと甘い粘液が洩れてきます。
私の手に余るほど太く大きくなった硬い肉樹は、
その半分まで含むと
もう私の喉奥を塞ぐほど長大になっていました。
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まだ蛍は一匹も舞っていません。
彼等は、月が隠れるのをじっと待っているのでしょうか。
続く~息子のアパート-夢目連3
夢目連1
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