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勿体無い美体(MOM_BODY)

もったいない美体

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父と母が家庭内別居をはじめると言う。
 その一番の被害者は俺だった。
 独り占めにしていた二階の一室に、
母がベッドを持ち込み占用した。
最初だけ煩わしく感じた。
隣の部屋で寝泊りをはじめた実の母親を、
一人の女性として意識しはじめた原因は、
月に何度か父が深夜に、
忍び足で上がって来て、
母の部屋のドアをノックする音を耳にすることだ。
いまのところ母がドアを開ける気配はない。
父も可哀想だと思いなおす。

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「そんなに嫌ならなぜ離婚しないの?」
 「だって、あんただっているし」
 「ああ、そうか。でも、もったいないなぁ」
 「もったいないって?」
 「あ、ぃや、そのぉ、母さん美人だから」
 「フザケると、ブツわよ!」
「あんたがあんまりせがむからよ。ったく!」
 「お母さん、スグOKしてくれるなんて」
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あんたがあんまりセガムからよ、まったく」
「お母さん、こんなにスグOKしてくれるなんて」
「なによ、それっ!?」
「いいだろ?ちょっとだけ!」
「どこからソンナモノ持ってきたの?」
「通販」
「ヤナ子ねぇ~。まったく」
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「じっとしててよ、お母さん」
「どう?お母さん。よくない?」
「すっごいっ!すっごいよ、お母さん」
「あんたのもけっこー立派」
「そう?」
「私に、こんなことさせて、うれしいわけ?」
「感激だよ!お母さん」
「ホントにあんたも性格ワルイわ」
「あんたも嫌いみたいだけど」
「父さんを?」
「悪い人じゃないんだけどさぁー
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「だったらなんで父さんを許してやらないの?」
「お仕置きよ」
「病気してから意気地なくしちゃったの」
「そりゃしょうがないだろう?」
「私だってすごく辛かったわヨ」
「あんたには関係ないことだけど」
「まだ好きなんだ。父さんのこと」
「そりゃー、夫婦だもの」
「あんたもあまり毛嫌いしないでやってね」
「いい?お母さん、感じる?」
「わかんない」
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「わかんないって、集中してよ!」
「やっぱ悪かったかなぁ?お父さんに」
「俺とこんなことしちゃって?」
「ええ。軽はずみなことしちゃってない?」
「ああ、私、どうしよう?気が重くなってきたわ」
「お母さん!いいかげんにしてよ、もう!」
「だって父さんに悪くて」
「もう父さんのことばっかりで、やだよ、もう!」
「あんた、妬いてんの。おバカさんね」
「俺だってこんなにお母さんが好きなのに!」
「だったらこいつを引き千切っちゃうゾっ!
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「ぃてぇーよ。やめてよ、お母さん」」
「あらまぁ。また大きくなっちゃった」
「入れてよ。遊んでないでさぁー」
「ふにゃふにゃだよ」
「いいから!」
「もうこれくらいにしなきゃ。父さん、帰ってくるわ」
「まだヘイキだよ」
「夕飯の支度くらいしとかなきゃ、悪いわ」
「うん。分かってる」
「どうして?もうダメって言ってるでしょ」 
また、シテくれる?お母さん」
「撮って、どうするの?」
「記念だよ。記念」

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今、音しなかった?」
「うん。父さんだよ」


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