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愛の終焉1

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ある昼下がりのこと、
「好きで堪らない。」
と喚いた息子にベッドに
押し倒された。
一瞬何が起こったのか判らず
ポカンとなったけれど、
慌てて暴れ出した。
身体に乗った息子の唇が
後ろに吸い付いてきた。
ますます混乱しながらも、
ありったけの力を出して
押し退け、
「バカなことしないで。」
精一杯の抵抗を
したのだが・・・。
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節子と紀之母子は、
母子の垣根を越え
息子は母に恋焦がれ
母は息子に異性愛を感じた。
擬似的な母子恋愛から、
この母と子が、実際に
関係するまで、
10年もの歳月を要した。
紀之が成人式を迎え、
母は40歳になった
相思相愛のふたりが
ナニをしたかと言えば、
息子は童貞をつらぬき、
実母は性交を絶っていた。
節子は他の男性との
性交を絶ったが、
愛する息子とは
抱擁と口づけをつづけ、その度
その先への欲望を
我慢するほうが大変だった。
紀之も又自慰行為すら
出来ないことの
苦行に耐えた。
それは母と子が
約束しあった訳ではないが、
各々の自戒として課していた。
そして
「あなたが大人になったら」
という制約で、
この関係はつづいた
10年という長い時間で、
この母と子に変化が起きた。
夢と希望がいつも一緒の
実母だから、
紀之は勉強にも肉体造りにも
打ち込め、
立派過ぎる成人に成長した。
節子のこの10年は、
母子恋愛の理想的な経過
即ち、女としての年齢を
逆に採った。
肉体も精神も若返り
活きいきとしてきた。
女の強い執念か
愛する息子の為にか、
その日の為に若返ろうと
無意識にしたのだろう
面白いと言ったのは、
母と子が記念すべき
初夜を迎え
夫婦になった後も、
この母と子の歳のとり方に
変化がない。

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紀之は実母を新妻に出来、
大人の責任を強く感じ
ますますしっかりしてくる。
大人への階段を登りだした。
それに反し母の胎内時計は
逆行をつづけた
結果的に、
この母と子の蜜のように甘い
新婚性活は二年しか続かなかった。
あまりに節子が若返り過ぎて、
息子と夫との区別が
できなくなった。
精神年齢が息子と逆転して
節子が恋心を抱いたのは
幼い紀之のほうだから
立派になった息子は
夫と違いがなくなり、
違和感が生まれた
こうなると、真実の愛は
時間の経過とともに
深まるとは言えない。
時間の経過で
薄くなっただけでなくて
遂には母子愛そのものが
消えた。

抱かれるのを嫌がりだした
節子は、身を硬くして
脅えた処女の様相にさえみえる。
実年齢は43歳を過ぎたのに
夫を二人抱えた節子の悲劇は
その幼さ故、悲劇的ではない。
が、妻と母とを同時に
失なう紀之は
深刻だった。
愛を失なうと
「何の為に今まで
生きてきたのか?」

「これからどう生きたら
いいのか?」

判らなくなった。
愛する節子が
届かない遠い過去へと
消えてしまいそうな・・・。

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母との初夜から2年目。
心が窮した紀之は
心中しようとした。
節子を道連れに
無理心中しようとして
眼が覚めた。

“何を勘違いしていたんだ?”
“求めたのは肉体だけ?”

紀之の心眼が覚醒した。
心の目が覚めたと言って、
節子との心中をあきらめた
紀之は元の母が恋しくなった。
節子にはもう母の愛は
消えている。
紀之と同じように、
節子も元の息子を
欲しがった。
こうしてみると我慢した
10年間こそ
もっとも幸せな時間だった。
セックスを始めたから
母子愛の終焉が
訪れたからだ。


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節子が45歳になった。
母と子がベッドを
共にしなくなって
二年が過ぎていた。
大人の紀之から観ると、
節子はまるでさらに若返り
女学生のように見えた。
今までとは違う。
元の実母と愛し合って
出来た娘のような・・・。
節子をそんな眼差しで
包むようになって、
ようやく節子の体内時計は
Uターンを始め女として
成長し出した、心も身体も。
節子の胎内時計が
ソレにどう対応したろう?
女性の生理が上がって
直ぐに再開した。
直ぐと言っても一年後だが。
胎内時計は逆行した時間を
戻そうとしたのか
僅か一年で、節子の女性器に
処女膜のようなものまで
形成してしまった。
純粋な母子相姦の
最大の障害は、
世間や道徳ではなく年齢差
つまり時間だが、極めて稀な
幸運がこの母子に訪れた。

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復縁を果たした、
二度目の初夜。



紀之の陰茎は
岩のような硬い膣壁に
阻まれた。
さすがに紀之は
“母体の実年齢による肉筒硬化”
と、半ば観念しようとした。
が次の瞬間硬い岩盤は
ドロドロに溶けたマグマに
変化して彼の男樹が
呑み込まれた
節子の脳は脳内麻薬を
異常に放出する。
アルファ波を全身に
送りつづけていた。
そのバランスを採るため
思考回路は逆にネジを巻いた。
こうして、この母子の初夜が、
真正なものと化した。
処女を息子の紀之に捧げ、
実年齢に関係なくまともに
機能しだした。
めでたくこの初夜にした
女体の現象は
「眠り姫現象的
胎内時計ホルモンサージ」
と云うべきだろうか?


(原作 : Macsho氏 dti Blog)






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