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川霧-大鰻

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むかし。
三嶋宿に、お秋というそれは目も覚めるような
綺麗な後家さんがおりました。
ひとり息子がいて、仲睦まじくまるで夫婦のように暮らして
おりました。
彼女は働き者で、まめまめしく働き、その姿がまた美しく
宿場の男たちの憧れの的。
少し古い言い方をするならマドンナで
ありました。
宿場役人たちも、お秋の美貌に惹かれ恋慕し
役人同志でありながら、お秋のことについて
争うようになりました。
そんな母を見ていた息子。
いつしか産みの母親を恋い慕うようになり、
お秋はそのことを知って自分を責めるのでした。
息子が自分に恋焦がれていることを知り、
人知れず心を痛め、
”私さえいなかったら”
と思うようにさえなっていました。
ふたりは二の宮に棲んでおりました。
ある日。
家の横を流れる川で、息子が釣り糸を垂れていると、
長さが1.3メートル(三尺)余
そして胴周りは30センチ(一尺)余
の大鰻が釣れました。
当時の宿場では、”鰻”は
水神のお使い=三嶋大明神の化身とされておりました。
そんなわけで、息子は釣れた大鰻をすぐに、
二の宮の川に放してやりました。
梅雨の走りで妙に蒸し暑い夜お秋の家。
家の中には押し殺し淫らな空気が流れていました。
家にいるはずのお秋の息子の姿は見えません。
声の主はお秋。
お秋は淫夢に柔肌を朱に染めています。
夢の中で愛撫してくる男は、なんと息子でした。
自身の指が淡い翳りのある己が股間を弄ります。
股間の付け根にある秘唇をそっと開いていきます。
蜜壷はすでに熱く濡れ、無理なくお秋の指が
朱の秘肉に埋まってしまいました。
声も無く喘ぎ、
もう一方の手で自分の乳房を握り締め、
腰を高く上げ彼女の肉体は何度も痙攣しました。

本梅雨に入ってすぐのことです。

お秋の最愛の息子が、ぽっくりと流行病で死んでしまいます。
死んでしまった息子のことを諦めきれないお秋は
精神(こころ)を病んでしまいました。
ある闇夜。
「お秋。」
「お秋。」
「ここだよ。」
息子から呼ばれたような気になり、お秋は暗い川端に佇んでおりました。
暫く聞こえぬ声に聞き耳をたてておりました。
が、意を決したように着ているものを脱ぎ、川に入り腰を沈めました。
程無く、川の水面(みなも)がゆらっと揺れ胴回り一尺余、長さ三尺余大鰻が
お秋の腰の周りに寄ってきました。
そう、お秋の息子が生前、釣り上げた後再び放したあの大鰻。
お秋は不思議と恐ろしさを感じませんでした。
そればかりか淫夢で息子と睦んだ閨(ねや)のように
安らぎを覚えるのです
お秋は《息子の化身だ》と思いました。
息子の想いに抗しきれず夫婦契りを結んでしまい
母子としてより夫婦の生活をしていた二人でした。
股を拡げますとさも嬉しそうに三尺の身を震わせ
お秋の股間の秘唇にその鼻先をこすりつけ、ゆっくりと
お秋の胎内に滑り込んで来ます。
信じられないことに一抱えもある大鰻は、
”ずるずるずる、ずるずる”と
半分ほどもお秋の胎内に入り込んでしまいます。
低く甘く切ない吐息を上げるお秋。
大鰻の動きに合わせるように、腰をいつまでも動かして。
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ほぼ同時刻。

宿場役人、小出 市兵衛。
彼がお秋の家の傍を通りかかりました。
市兵衛、垣根越になにやら妖かしな気を感じて不審に思い
暗い庭先を覗きこみます。
そこにあったのは・・・・。
腰を抜かさんばかりに驚き、叫びそうになる己の口を塞いだのです
闇夜の川面に、夜目にも白い裸身のお秋が腰から下を水に浸し、
その表情は妖艶に恍惚となって。
自慰にしては、なにか様子がおかしい。
役目上の感ともうしましょうか?
勇気を奮い起こしさらに近づいて市兵衛
よっく目を凝らして見ます。
と、
お秋の腰にはなにやら大蛇のような生き物が蠢いて(うごめ)き、
その生き物の頭部はお秋の女陰(よに)へと入り込んでいる。
その生き物の動きに合わせ、お秋は歓喜と苦悶に顔を歪めて、
盛んに狂っておりました。
やがて。
お秋は耐えられないような鳴声を上げ、一方の手で自分の豊かな乳房を
揉みしだき、もう一方の手で大蛇?の胴体を撫で回し
(もっと、もっと。)
と自ら胎内に導き入れようとしておりました。
市兵衛が見ている間にも、大蛇のような生き物は、
その長い胴の半分程もお秋の胎内に潜り込み、
堪らずお秋がヨガって下半身を持ち上げると、
お秋の下腹は異様に膨らんで股間には一抱えあろうかという魔物が
女陰(よに)からぶらさがっている。
お秋は股間にそれをぶら下げながら豊満な腰を前後に振り続ける。
やがて、白目を剥いて全身を痙攣させ
大きく開けた口からは涎まで垂れ流して悶え鳴き
今にも悶絶しそうでありました。
残念な事に市兵衛はそれが息子の化身のあの大鰻であることは
知る由もありません。
しばらくその光景に釘付けとなていた市兵衛は
やっと我に返り腰の業物を抜き払うと
「ま、魔物めっ!」
そう叫んでお秋の股間にぶら下がっている異様な妖(あやか)しめがけ腰の刀を
たたきつけると黒々とした生き物の胴体を、
真っ二つに切り落としてしまいます。
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時は下って21世紀のとある都市。
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予約したホテルへ入る。一ヶ月ぶりの再会にまだ落ち着かない
秋子の肩を引き寄せた。
下宿するようになって、ますます秋子が愛しくなっている。
抱き寄せて、襟元から手を入れブラジャーを、はずす。小振りの乳房。乳首をいらった。
目を閉じてじっとしている。
胸元をはだけ、乳房をあらわにして俺は乳首に甘噛みをくれた。
『ああ、う、うーん』母親の秋子は顔をのけぞらせる。
奥歯に金がかぶせてあるのが見えた。
腰紐を荒々しくほどき、浴衣を肩から抜いた。
水色のパンティ一枚に剥ぎあげた。
丘がふっくらと盛り上がり、かすかに恥毛の陰りが透けて見える。
俺は膝をつき、お尻に手をまわして、顔を股間の丘に埋めた。
恥毛の先が鼻に当った。
俺は秋子のパンティの上からキスをした。
唾液のせいか、愛液のせいか、恥毛が数本、形になって浮び上った。
『いや、いや、はずかしい』
秋子の恥ずかしがる声がいっ
そう俺を刺激した。
かまわずお尻のほうからぐいっとパンティを引き下げた。
『だめよ。あとで』
顔を両手でおおったが、パンティを足首まで下ろすと、自分で足をあげた。
俺は丸まったパンティをソファーに投げた。白い肌にたわしのような剛毛が生えている。
俺は秋子のお尻を抱えたまま恥毛に唇を押し付けた。
舌先で恥毛をわける。ぬめぬめした液体が舌先にからみつく。
『おねがい、続きはお風呂のあとにして。わたし、立っているのがつらい』
お尻にまわした俺の手を軽く払い、秋子はバスルームに小走りに駆けた。
その後から俺が入っていくと、秋子は湯をとめて、バスタブに身を沈める。
俺も入っていくと、秋子は遠慮したのか洗い場に出て、椅子に腰掛けて体を洗い出した。
バスタブをまたぐとき、お湯を滴らせた恥毛がお尻の割れ目の下にはっきり見え、
俺のペニスは膨張した。俺はなんだか照れくさく、それは母親の秋子も同じらしかった。

『あなたの洗ってあげようか?』
狭い洗い場で向き合った俺の股間に、秋子は石鹸を泡立て、ゆっくり優しくしごきはじめた。
俺のペニスは自分でもびっくるするくらいに、秋子の手の中で肥大した。
秋子は手を動かしながら俺の股間を見つめているから、
その表情は判らないが、あまりに大きくなる俺のペニスに驚いているようだ。
『す、すごい』
顔を紅らめて見上げた秋子の顔を引き寄せ
その唇にしゃぶり付いた。
秋子は激しく舌を絡め合いながらも、ペニスをしごく手を休めないので、
その恍惚感は泣きたくなるほど気持ちいい。
『もう俺だけの女だ』
『嬉しい。わたし』
そう答えた母親の秋子の閉じた瞼から、涙が一滴。

この母子の前世があのお秋と息子だとは・・・
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